冬、低く重たい雲に覆われる日本列島。その上、雨や雪に降られたら、心まで閉じ込められてしまいそう…。「濡れぬ先の傘」ということわざがありますが、暗い冬の雨を受け入れ、楽しめるように、美しい傘を今から手に入れませんか?

東京・日本橋の傘専門店「小宮商店」では大量生産の傘が主流となった今も、使う機械はミシンだけ、生地を裁断・縫製する工程のほとんどが手作業で行われています。わずか数ミリの誤差が傘全体に影響し、形状に狂いが出てくるため、熟練の職人の手をもってしても、1日に4〜5本作るのが限界です。そうしてやっとの思いで開かれる傘は完璧な張り、バランスを保ち、優れた建築物と同じように見る者の目に心地よくうつくります。

さらに、生地に使われている山梨県富士吉田の甲州織は長い歴史を持つ先染めならではの深みのある色合いで、街に色をつけるだけでなく、傘の下の空間は特別なものになるでしょう。

その場しのぎのビニール傘が悪いとは言いませんが、暮らしに欠かせない傘は、日々の暮らしを豊かにしてくれる大切な道具とも考えられます。本場の傘生地と、江戸職人の緻密かつ丹念な作業によって生まれた日本の美しい傘を開く喜びを、この冬ぜひ感じてください。

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